

名前
福島 孝徳 (フクシマ タカノリ)職業
アメリカ デューク大学脳外科教授。プロフィール
1968年、東京大学医学部卒業後、同大学医学部付属病院脳神経外科臨床・研究助手。 1980年、三井記念病院脳神経外科部長を努め、頭蓋底の鍵穴手術を確立する。 1991年、アメリカへ渡り、手術や講義のため世界を駆け巡りながら、後進のため頭蓋底手術実習セミナーを開催。現在カロライナ脳神経研究所、デューク大学とウエスト・ヴァージニア大学の教授を務め、脳外科顕鏡下手術の「全米トップ」と評される。これまでに2万例以上の手術を行っている。2007年、千葉に福島孝徳記念クリニックが開院。 世界一の医療水準を誇るアメリカの医療関係者から「神の手を持つ男」と賞賛されている。| アメリカに渡って18年になります。それまでの私は、秋葉原にある三井記念病院に10年勤め、1989年にアメリカのUCLA(カリフォルニア大学ロサンジェルス校)から招待が来ましたので、しがらみに縛られて不自由な日本の医学界から遠く離れるまえ、思い切ってアメリカに行き、そこで日本人の脳神経外科医として真剣勝負すべく仕事に邁進しました。 熾烈な競争の中で生き残らなければならないと懸命に努力しましたが、アメリカは日本と違って結果を出しさえすればそれが正当に評価される国です。やればやるほど意欲を育ててくれる。足をひっぱり叩かれる日本とは全然違う世界がそこにありました。 | ![]() |
手術の実績で評価が上がると、次々と有名大学の医学部から引き抜きの申し出があり、年棒も倍・倍と上がっていきます。東海岸にあるデューク大学、そしてウェストバージニア大学で、私は全力を挙げて独自の手術法(※超精密鍵穴手術と言われるミクロン単位の難易度の高い手術法)を研究開発し、次々に脳の難手術をこなし、10年間来る日も来る日も大手術に明け暮れ、しかも手掛けた手術の99パーセントは成功という、死亡も寝たきりも出さないほぼ全線全勝といった大活躍、イチローも松井も素晴らしい選手ですが、打率は3割〜4割ですよね、私は9割9分打者ということになるんです。すごいですね。(笑)
私は以前、山崎伊久江先生の会(※日本弱酸性美容協会の前身、WBHAのこと)に呼ばれて講演したことがありました。それはまだ三井記念病院に勤務していた1980年代でしたから、あれからもう二十数年たちました。 今回、また皆様の会に呼ばれまして、せっかくですので、皆様の健康に役立つお話をしたいと思います。
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皆さんは、人生で一番大切なものはと聞かれたら、何と答えますか?ご主人?お子さん?お店ですか? 皆さん、一番大切なのは、健康ですよ。健康で元気だから仕事もでき、お店がやれるのです。一国の総理大臣でも有名な監督でも、たった一回の脳卒中で第一線を退かなければならなくなるのです。 脳卒中で亡くなる方は、かつては年間16万人もいて国民総死亡の第一位の病気でしたが、今は脳外科医の努力の結果、年間死亡数13万人まで減少してきています。そのかわり年間死亡数が1980年頃に16万人であったがんが、2005年には32万人、倍に増えており、死亡の第一位になっています。がん・脳疾患・心疾患、この3大成人病での死亡が、国民総死亡の75パーセント、(4位は事故・自殺 5位は自然な老衰)ということです。 |
では、この三つの成人病にならないためにはどうすればいいのか、早期発見と早期治療しかないのですが、それがどれほど大事かをお話しましょう。有名な総理大臣が、脳卒中で倒れて私が呼ばれました。しかし倒れて2週間もたってからでは遅すぎるのです。大きな発作の前には、何回か小さな発作があるもので、その時に治療していれば助けられる可能性は高かった。小発作を見過ごしたり、軽く考えたりして、後で大発作が来てからでは手遅れなのです。脳腫瘍の患者さんでも、私が助けられるのは7割、あとの3割は治療ができない手遅れの段階です。
| 脳の中の神経細胞というのは、コンピュータでいうとICサーキットですが、その数150億個。これが25歳を過ぎると毎日10万個ずつ減っていく。1年で3,650万個、80年生きて1割近く減ることになります。
つまり、私たちの脳神経細胞は年齢とともに壊れていくわけですが、85歳まで生きても1日10万個ずつ減りながらも、その9割は失わない、つまり、それほどまでに脳は守られているということなんです。 一生懸命働いていると失われている脳神経細胞はマイナス10万個で済みますが、仕事しないでたるんでいると、1日あたりで20万個減ってしまう!頭は使えば使うほどいいのです。使わないままだとマイナス20万個、30万個、タバコを吸うと50万個、意識がなくなるほどにお酒を飲めば100万個、無くなってしまうのです。皆さん、深酒はやめましょう! |
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私は東京駅に近い大手町で東京クリニックを作り、千葉の茂原に脳腫瘍の治療では世界一の医療設備を持つ病院(塩田病院付属福島孝記念クリニック)を作ったのですが、この病院の経営が大変な大赤字で、毎月3000万円以上の赤字が出るのです!患者さんの命を救うために最高のものを作って、それがなんでこんな赤字になってしまうのか。なんとか国に支援していただこうと厚生労働省にお願いしています。日本一、世界一の医療を患者さんにしてあげたい、赤字を抱えながら病院スタッフとともに日夜頑張っています。 |
わたしのモットーは、患者さんへのスリーS、「誠実・親切・奉仕」sincere smile service。それと一発全治・・・1回の手術でピタっと治す! 脳の動脈瘤が破れるくも膜下出血は、年に2万人。MRIで発見された動脈瘤が6ミリ以下ならリスクは0.5パーセント以下、7ミリを超えると手術治療になります。ただしこれには500人以上の手術をこなしている専門医を選ぶことが肝心です。 皆さんも大きな手術の場合は、先生はその手術を何人やったかを是非聞いてください。手術の成功率と合併症の確立も聞かなければなりません。そして先生にどのような手術になるのかよく教えてくださいと頼むことです。それについて親切によく説明してくれない医者はだめです。
| 日本には年8回ほど帰国して、手術で各地を飛び回っています。
例えばこの週末、福島県の郡山で金曜土曜と続けて6人を手術し、昨日の日曜日、朝イチで滋賀県に行って3人の脳腫瘍手術、最終で東京に戻って今朝、東京クリニックで午前中外来で診療し、昼から厚生省にもっとお金を出して下さいとお願い出向き、そしてその足で3時、こちらのシンポジウム会場に来ました。 フクシマ先生は絶対に休まない!(拍手) 365日1日も休みなし、1週間に8日働きます。 元気なので45歳のつもり、世界で私にしかできない手術が多すぎて休めません。 若い人をどんどん教えています。手とり足とり、うるさいくらいに早くうまくなってもらおうと必死です。開発したフクシマ医療機器のロイヤリティも講演も本の印税も、すべて私が作った教育財団に寄付しています。毎年3回、アメリカのフロリダで若い脳神経外科のための実地訓練を私費を投じて行っています。アメリカ・アジア・ヨーロッパからそれぞれ3分の1ずつ、計40人に直接教えます。 あと10年は頑張りますから、応援して下さい。皆さんも元気でね! |
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