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最近、平熱が36度以下という“低体温”の人が増えているとか。
体が冷えるとさまざまな悪影響が現れます。
暖かくなってつい油断してしまう春夏にこそ気をつけたい
“冷え”改善方法を紹介しましょう。
体が冷えるとさまざまな悪影響が現れます。
暖かくなってつい油断してしまう春夏にこそ気をつけたい
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現代人は体温が低い?
最近の子どもたちは、体温がどんどん低くなっているといいます。子どもは体温が大人より高く、36.5度以上あるのが普通です。しかし、今では36度にも満たない子どもが増えているというのです。また、こうした「低体温」は、子どもだけの現象ではありません。大人でも、平熱が35度台という人が増えています。では、このように低体温が増えてきたのはなぜなのでしょうか。その原因は、現代人の生活習慣にあります。まず、運動不足。
交通手段が便利になって歩く量が減り、家事も電化製品がしてくれるので、体を動かす機会が減りました。私たちの体は筋肉を使うことで熱が作られるので、体を動かさないと筋肉が衰え、熱の生産量も減ってしまいます。また、冷暖房の普及も原因のひとつ。一年中、冷暖房で温度管理された快適な空間で過ごしているため、私たちの体に備わっている体温調節機能が低下してしまっているのです。
さらに、冷たいものや生野菜、果物など体を冷やすものを一年中とっていること、またストレスによる血行不良も体温が低下する原因であると考えられています。
体が冷えるとさまざまな不調が現れる
人間の理想的な体温は36.5度で、このとき一番免疫機能がよく働き、健康状態もよいといいます。そして、体温が0.5度下がると、免疫力は約35%低下するといわれています。つまり、低体温だとさまざまな病気にかかりやすくなってしまうのです。こうした仕組みから、「冷えは万病のもと」といわれるのです。また、低体温だと血行も悪くなります。血液は栄養や酸素を全身に送り、不要になった老廃物や二酸化炭素を運び去る働きをします。こうして細胞の新陳代謝が行われるのです。血行不良でこの新陳代謝がうまくいかなくなると、脂肪や老廃物がたまって肥満につながり、細胞が老化して肌荒れやシミ、そばかすなど美容上にも悪い影響が出てきます。
あなたの平熱は何度でしょうか。平熱とは、午前10時に計った体温のこと。体温は毎日の体調によって多少変化しますが、35度台だったという人は注意が必要です。
食べ物で体を温めよう
食生活と体の冷えとは、深く関わっています。まず、食べ物には体を冷やすものと温めるものがあることを覚えておきましょう。一般的に、原産地が寒い地方のものは体を温め、暖かい地方のものは冷やすといわれます。例えば、バナナ、パイナップルなどの南国の果物や、カレー、コーヒーなどは体を冷やします。また、ごぼうや大根など土の中にできるものは体を温め、ほうれんそうやレタスなど土の上にできるものは体を冷やす傾向があります。それから、白砂糖も体を冷やす食材。どうしても甘いものを食べたいときは、食後なら冷やす作用が弱まります。さらに、合成保存料などの化学物質も体を冷やすので、加工食品やインスタント食品も避けたほうが良いでしょう。
そして、食べ方も大切です。体を冷やす食べ物も火を通すと作用が弱まるので、例えば野菜なら、サラダよりスープやおひたしに。飲み物も、冷えたジュースやビールなどは体温を下げてしまうので、できるだけ一年中温かい飲み物を飲むようにしてください。
運動やお風呂で冷え対策
食生活以外の面では、まず体を動かすこと。運動すれば血行が良くなり、体の熱産生量も増えます。無理なくできるウォーキングや、全身運動になる水泳などがおすすめ。ただし、水泳は長時間水に浸かっていると体を冷やすので、ときどき休憩をとってください。また、本格的な運動でなくても、車や電車に乗るところを自転車や徒歩にする、エレベーター・エスカレーターを使わずに階段を使うなど、普段から体を使うよう意識して生活するとよいでしょう。そして、夜はゆっくりぬるめのお湯に浸かりましょう。熱いお湯は逆効果。末梢の血管が縮まって血行が悪くなり、湯冷めもしやすくなります。38〜39度のぬるめのお湯で、できれば半身浴を。血管が十分に拡がって血行がよくなり、体の老廃物も出やすくなり、精神的にもリラックスできます。
さらに、服装にも気をつけましょう。暑くなってくると薄着になりますが、屋内では冷房がきいていることも多くなります。温度調節できるよう上着を持ち歩くのはもちろん、首が冷えると体全体が冷えるのでスカーフも携帯しておくと便利。また、体を締め付けるインナーは血行を悪くし、冷えの原因になるので、特に下半身はゆったりめのインナーを選んで。さらに先のとがったハイヒールは足先の血管を圧迫し、冷えの悪化につながるので靴は幅広のものがおすすめです。
●参考文献
「温め美人プログラム」石原結寛 著(WAVE出版)、「からだを温めれば美しく健康になる」長谷川すみゑ 著(現代書林)、「きょうの健康シリーズ 冷え症で悩む人に」渡邉賀子 監修(NHK出版)
「温め美人プログラム」石原結寛 著(WAVE出版)、「からだを温めれば美しく健康になる」長谷川すみゑ 著(現代書林)、「きょうの健康シリーズ 冷え症で悩む人に」渡邉賀子 監修(NHK出版)
●出典
この記事は「美髪通信」120号より転載しています
この記事は「美髪通信」120号より転載しています



